研究を始めた動機
6月中旬。飼育放棄された猫が、食べるものがなくなり、ゴミをあさり出した。さらに、助けを求めて私たちの方を見てきてかわいそうだったので、妹と一緒に猫にえさをあげた。そんなとき、地域の方に声をかけていただき、ちょうど猫の保護のための捕獲作業に遭遇した。その現場を見た事がきっかけで、猫たちの今後を考えるようになった。
研究に至った経緯
保健所に電話をしたら、野良猫の引取りは積極的には行っていないと言われた。令和2年に動物愛護法が変わったことにより、引取りを断るようになった。それにより、察処分される動物がかなり減ったらしい。そのため、今いる猫はその地域で対策をしなければいけない。
現在、私が住んでいる地域では、回覧板でえさやり禁止を伝えているが、どの猫もやせておらず、どこかでえさをもらっている様子だった。不妊・去勢手術をしているマークもなく、一年間に何匹もの仔猫を見てきた。野良猫について、さらに調べていくと、他の県でTNRをして、地域猫にしたおいつ情報をいくつも見つけた。
TNRをすることで、一代限りの猫となり、将来的に猫が減っていくことになる。国からも市からもすすめられている方法である。
そこで、家族や、地域の方と地域猫に出来るか検討する事にした。