2年前にここに越して来た時に出会った猫たち。この時すでに出会ってたんだね 

この記事を読んだNさんからメッセージをもらった。

私たちが、暫定的に「マヨ」と呼んでいたハチワレの長毛は、ユキさんの姉妹だと、「生きてたのね!」Nさんが言った。

もうどこか遠くに行ったか、死んだと思っていたと。

同じ町内にいても、猫を把握している人は少ない。というか、殆んどいないようだ。そして、多くの場合、メスはそんなに遠くに行っていないようだ。

マヨは、おじいさんの家の近くにいて、N野さんの家の庭によくいる。多分、N野さんが近年餌をあげているのだと思う。このひとつきほどの間に、私の家から坂を降りた、Nさんの敷地の近くで時々見かける様になった。

昨日も、私たちが坂の下でメヤニーたちと遊んでいたら、少し離れた場所から、私たちを眺めていた。

今日も、私の前に出てきて、私をじっと見ていた。

Nさんの話によると、マヨは以前ひどい怪我をして、Nさんの家の勝手口の前に来たそうだ。ヴェガの様に、そこから出ていかなくちゃいけなくなったのかもしれない。で、メンツが変わって、様子が変わって、様子を時々見に来てるのかもしれない。

マヨは、ここに戻って来たいのかもしれないと思った。私が勝手にそう思った。だから、マヨに訊いてみた。

マヨって、こんな顔、こんな目だったっけ。と思うくらい、穏やかな可愛い顔になってる。N野さんの家の近くでは、いつもちょっと怖い顔なの。その辺りの人たちからは「親分」って呼ばれてる。

Nさんのご主人はゾロと呼んでいたそうだ。この子の名前を、ゾロに戻した方がいい様な気がした。

ゾロは、どうしたいのだろう。Nさんの家の裏の敷地に戻ってきたいのかもしれない。だって、怪我を負った時にNさんの勝手口に来た子だから。私は、ゾロの気持ちを尊重したい。でも、Nさんはどう思うだろう。近所の人たちは、また猫が増えたと言うかもしれない。増えたんじゃない、ゾロはもともとそこで生まれた猫。可愛がってくれていたN野さんのことも気になる。

多分、この子は、2年前に「ぼくたちの町」の猫を数匹保護し、数匹避妊去勢をしてリターンした動物保護活動をしている人が避妊をした猫のうちの一頭なんじゃないかと思う。

そのことで、その方とお話をしたいと思い、今日電話をしてみたが、あいにくとても忙しいとの事で、また後日お話ししましょうという事になっている。

ゾロは、どこで暮らしたいんだろう。どこでご飯を食べたいんだろう。だれ(どの猫たち)と一緒にいたいんだろう。

どこで暮らそうが、「ぼくたちの町」の中なのは変わらない。だから、ぼくたちは、どうにせよ、ゾロとこの町で暮らす。