リラの様子がおかしい。何度も何度も、トイレに行く。ネットで調べると、膀胱炎かもしれないと思った。
この数週間、すごく忙しかったの。ブログもYoutubeも出来てなくてごめんね。
私はアロマ屋で、自分でブレンドオイルを作ったりする。だから、家の中はエッセンシャルオイルの匂いでいっぱいになる。溢すこともある。猫にはアロマは危険と言うけど、好きで猫のことを始めたわけじゃない。流れというか、巡り合わせというか、仕方なかった。
お客さまたちには申し訳ないが、猫に関わり出した6月から、猫のことで手一杯で、アロマ屋のブログは滞り、仕事はおろそかになっていった。やっとちょっと落ち着くかもと思うと、何かが起こる。生き物って、特に私のように、動物に関わったことがない者にとって、全てが、わからないことの連続で、その度に、どうしたらいいのか、調べるし、猫たちは、こちらが思っていたようにはいかず、その度に、私はてんやわんやしている。
予想のつかないことが連続で起こり、また、私は、いくつかのことを並行してやれる人じゃないので、仕事に手が回らなくなった。そうこうしていると、とうとう、貯金も、NISAも空になり、家賃が払えなくなった。
私は、誰かに頭を下げることが好きじゃない。特にお金のために、頭を下げることができない。見かねた友達や、数人のお客様が、少しお金をくれた。でも、とうとう、家賃が払えなくなった。
もう、閉店セールをするしか無いと思った。家賃が払えなくなりました。助けてください。と、お客さまたちにメルマガを送った。4割から5割引での在庫処分。
たくさんの客様が、メルマガを見て、ショップサイトにとんできてくれた。1日半で、ほとんどのオイルが無くなった。私は、ボトルを洗い、消毒し、ブレンドオイルを作り、オイルをボトル詰し、ラベルを印刷し、ラベルを貼って、発送をした。
猫にとって危険だと言われる精油もいくつもあるので、その間、リラをできるだけ家に入れないようにした。特に私の仕事場には、入れなかった。それでも、私の服や体やエッセンシャルオイルがたくさんついている。
それと、私の住む古民家は非常に寒い。猫がいるからと暖房を入れても、隙間からどんどん風がはいる。ちょっとでも防寒対策をしようと、漆喰を塗る作業もしている。もしかしたら、粉の漆喰を吸ったんじゃ無いかとか。
何が悪かったのか。私が悪かっただけじゃ無いのか。それと、S井さんの猫たちと関わるときに、りらと関わるときに、S井さんに「経済的にきびっしいので何かがあっても病院に連れて行くことは難しい」と伝えた。
閉店セールで多少のお金は入ったけど、これだけたくさんの猫がいると、病院に連れていったほうがいいこともこれから多くあると思う。だから、キリがない。線を引かなくちゃ。私が潰れる。今回は、リラだけ特別に、という事も、辛い。だから、心を決めなくちゃと。強く、持たなきゃって。
だけど、何度も何度もトイレに行って・・・。たまたま、塗った真っ白な漆喰の上でしたので、色がわかったの。ピンクのおしっこをしたの。血尿だと思う。
こはちに相談したら、病院を教えてくれた。私の住む市内の病院はその日、研修のため、休診、翌日も休診。
そのことを伝えると、こはちが住む、隣県の病院をいくつか教えてくれた。その中の一つのところに電話をした。そこは、野良猫の事を専門でやっているようだった。その日はお休みだったけど、隣県で遠いのでその獣医さんはすぐに薬を送ると言ってくれた。抗生剤とリラのずっと治ってないハゲの薬。薬代と送料は、募金口座に振り込んでくださいと。
翌日の夕方、受け取った。他にも色々と薬を入れてくれていた。
抗生剤のタブレットをつぶし、こはちにもらったちゅーるに混ぜてリラに飲ませた。この町にはたくさんの猫たちがいて、その一部の猫たち、と言っても、少ない数ではない。固形物を食べなかったり、薬を与えたり、水を飲まなかったり、、、そういう時に、ちゅーるを使う。だから、おやつとしては、滅多にあげないから、ちゅーる、ちゃんと持ってたのよ。
リラは抗生剤を混ぜたちゅーるを嬉しそうに一気に食べた。その隙に、レボリューションという薬をつけた。
膀胱炎の時には、いつもと違うところでおしっこをするらしく、リラもいろんなところの臭いを嗅ぐ、おしっこしようとする。でも、おしっこがいまいち出ない。夜は比較的、私の家の中で寝てたリラが、寒くなったのに、外に行く。そして朝来るの。粗相をするのを私がすごく警戒しているのを察しているのか、具合が悪くて落ち着かないのかはわからない。
今朝、ご飯の前に、ウエットフードをぬるま湯に溶いて水分を取らせてから、餌をあげた。いつもと違う場所、白っぽいタオルの上で、少しだけおしっこをした。前日より、血が多くなっていた。
ネットで調べたら、抗生剤は効き始めるのに数日かかるとか。とにかくこれから2週間、薬を与る。
薬を送ってくださった先生、こはち、ちゅーるを分けてくださった方々、それと、先月協力金をくださった、近所のMさん、メヤニーの、去勢手術のお金は残してそのお金の一部を今回の薬代にしました。
送っていただいた、お薬はきっと、「ぼくたちの町」の猫たちに必要になると思うから。
リラは、私が担当していて、とても密に関わってる。だから、様子がおかしい事や、血尿にも気付けた。だけど、他の猫たちに今回のようなことがあっても、とても気づきにくいと思う。かなり難しいと思う。
リラが1日も早く元気になりますように。
そんな事を思うようになった自分の人生にきっかけを作ってくれたリラに感謝。
大変だけどね。