今朝、麻生と黒イチを捕獲。前日の夕方に捕獲したはたモンは、夜中捕獲機の中で暴れてたらしい。
わたしを信頼し始めたのに。まさか、私に捕獲されるとは思ってない。黒イチは、いつも私を黒イチ子の所に誘導する。ついてきて、こっちだよ。って感じ。ちゅーるを入れて仕掛けた捕獲器。警戒してなかなか入らなかったけど、ちょっと離れたら、黒イチと、黒イチ子が入ってた。黒イチ子を出さなきゃなんだけど、黒イチから離れようとしない。捕獲器に手を入れて・・・引きずりだした。仕方ない。
麻生を捕獲してから、子供たちをキャリーに入れた。カラスに狙われるから、麻生が帰ってくるまでYさんの家に。
夕方。クリニックに手術を済ませた3頭を迎えに行った。
はたモンもメスだった。
はたモンは。ウンチをしていた。下痢うんちもしていた。いっぱいウンチして、捕獲機の中のはたモンの足はウンチまみれだった。わたしは、そのウンチをどうしたらいいのか解らなかった。ウンチを出すのに捕獲器を開けて、はたモンが逃げたら困るし、ぶりぶりウンチと一緒に車に乗せられない。私は臭いに耐えられないと思う。
クリニックの人がはたモンを室内に入れて、シートを替えてくれた。
動物愛護協会の助成金申請の為に、耳をカットした写真を撮らなくてはいけない。リリースしてどこかに行っちゃったら撮れない。はたモンにiPhoneのカメラの焦点を合わせようとしたら、震えてた。
失禁じゃないけど、ウンチをしたのは、何か怖かったからだろうか。
私にはよく解らない。でも、ウンチまみれのはたモンは震えてた。
ごめんよ。でも仕方ないんだ。子供が出来ないように。もう、みんなに、忌み嫌われないように。
「あと15分くらいで帰り着くよ」
「待ってます!」
Yさんが猫たちが「ぼくたちの町」に帰ってくるのを、待ってる。ぼくたちの町の猫は、幸せかもしれないと思った。
Yさんの家に到着すると、Yさんの家族みんなが猫の帰りを待っていた。
関係性が生まれて、育って、待ってくれてる人たちが居る。この猫たちが悲しんだり、怯えていると、ぼくたちは心配になる。
リリースをした麻生は、仔猫をおいて、空き家の茂みの方へ行った。気になったので、おじいさんの家の所まで。何度か見に行った。
麻生は子供たちといた。
2.1キロの痩せた麻生。お疲れ様。がんばったね。