「ぼくたちの町」の猫たちと関わり始めて4ヶ月が過ぎました。

はじめは、S井さんの奥さんがこの町を出ていき、14頭くらいだと思っていたのですが、この4ヶ月の間に出会った猫たちは、40頭。リストには37頭を入れています。

リストはこちら→「ぼくたちの町の猫たち」

そのうち、4頭の子猫と1頭の成猫が天国に行って、8頭が譲渡もしくはねこはちで保護されています。なので、少なくとも27頭の猫たちが「ぼくたちの町」にいます。

「ぼくたちの町」をどこで区切っているかというと、「◯◯町X丁目」という区切りで考えています。とは言っても、町内全てのエリアを把握している訳ではなく、私の家の周りの町内で、「◯◯町X丁目」の半分くらいのエリアだと思います。

「◯◯町X丁目」全てになると、まだ把握してない猫たちがいるのかもしれないとは思っています。

とはいえ、少なくとも27頭の猫たちがいて、もしかしたらまた子猫が生まれているかもしれません。

あまりにも猫が多く、それだけの猫を管理するのは非常に難しく、当番ではなく、「担当制」というやり方で1〜3頭の猫を自分の家の敷地に誘導して餌をあげるという形にしています。

相性がいい2頭の猫がやりやすいと感じています。2頭いることで助け合ったり、守りあったりしている様です。猫の性格や、担当者の状況によっては1頭がいい場合もあります。

となると、15〜20軒の世帯が餌やりの担当として参加協力をしないと難しい。

それプラス、よほど広い敷地がないと、トイレは餌と別の場所でやりたがるケースも多く、トイレの協力の世帯も別に15〜20軒あった方がいいかもしれません。

どこかに共同トイレの様な形で設置するというのもアリかと思うのですが、その場合、ゴミステーションのそばがいいとなるかもです。でも、ゴミステーションのところは、車が頻繁に通るところが多い。だから、餌場のそばの車があまり通らないところの家の協力が必要だと思う。

また、餌やりさんですでに高齢な方も少なくなく、ここは次の世代と連携を取らないと、入院などがあると誰か他の人の餌やりなどのサポートが必要になるとも感じています。

「ぼくたちの町」に何世帯の家庭があるのかは私は把握していないけど、ここのように猫と高齢者が多い町では、町に住む人たちの1/3、いや半分以上の人たちが「参加」をしないといけない様な、ちょっと複雑で面倒な状態になってしまってると思う。

私が把握しただけでも、この夏に14頭の子猫が生まれている(4頭は譲渡。4頭は天国)。

「餌をやらなければどこかに行くから、餌をあげないでください」

という人も多いが、どこかに行って仕舞えばそれでいいのか。自分の家の周り、自分の町からさえいなくなれば良いのか。他の人の家や、他の町のことはどうでも良いのか。それこそ無責任だと、私の80歳近いある友人は、そう言って怒った。

この町だけの問題じゃないと感じる。

日本全体で、多分だけど、1990年ごろから特に顕著に、日本ってそういう風になって行った様に感じる。

私一人、今一緒に猫のことをやっている人たちだけで、どうにかなる事ではなく、無理にどうかしようとしたら、自分たちが崩壊する。

私はもうすでに危ない。時間や金銭的、精神的にも、もういっぱいいっぱいだ。

だから、ほんとに、ほんとに、協力というか、私への協力ではく、みんなの力を合わせて、取り組んでいかないといけない事だと感じる。

とにかく、私は、問題を提起していく。このまま、誰かのせいにするような、希望のない、社会を未来に引き継がないように。いや、その前に、私が経済的、精神的に潰れてしまうかもしれない。

そんな状況よ。